自己紹介

東京医科歯科大学での学術顧問としての講演内容(日本社会の古い慣習) キャリア

東京医科歯科大学での学術顧問としての講演内容(日本社会の古い慣習)

1月のことですが、東京医科歯科大学にて学術顧問として初めての特別講義をさせていただきました。今年度で2年目に入ります。 私がこのブログを始めたのは、日本の多方面での凋落を海外から実感しており、日本の将来を担う若者にもっと国内外で自分の能力をフルに活用し、活躍してほしいという想いがあったためです。日本…
福島孝徳先生の訃報 キャリア

福島孝徳先生の訃報

小澤征爾さんへの追悼からまだそんなに経っていないのに、もう一つ悲しいお別れがありました。ボストンに来るよりもっと前に、私の渡米初期において多大な心理的支えとなって頂いた、福島孝徳先生がご逝去されたというニュースに衝撃を受けています。 https://neurosurgery.duke.edu/new…
逆境を乗り越えて幸運を掴む2 キャリア

逆境を乗り越えて幸運を掴む2

私は転んでもただでは起きません。 以前の記事と重複する内容もありますが、これまで私のキャリアにおいて、想定外の事態を幸運に変えてきた事例が何度もあったのでここに述べていきます。 1.アメリカ行きを決めたとき 東京大学医学部卒業後、病理学を研究したいと思って同大学の病理学教室に大学院生として入りました…
逆境を乗り越えて幸運を掴む1 キャリア

逆境を乗り越えて幸運を掴む1

誰にでも想定外の失敗や悪い出来事が続くことがあります。今回は、逆境のとき今まで私がどのように対応してきたかを書きたいと思います。例えば、留学する予定だったはずなのに諸事情により日本に留まらざるを得なくなった、研究費が取れなかった、論文がリジェクトされたなど、研究者生活においても、その他の日常生活でも…
東京医科歯科大学の学術顧問就任 教育

東京医科歯科大学の学術顧問就任

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。最近は多忙にしておりブログの更新が滞っていますが、今年も時間のある時に更新して行きたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。 年末に日本に帰国しました。色々仕事をしていたのですが、新しいニュースがあるのでお知らせします。 来年度から東…
Highly Cited Researchers 2022 分子病理疫学(MPE)

Highly Cited Researchers 2022

今年も、クラリベイト・アナリティクス社のHighly Cited Researchersに選んでいただくことができました。トムソン・ロイターから社名が変わる前も含めると2014年から9年連続になります。この賞は論文の引用回数を分析してトップ0.1パーセントの研究者に与えられる賞ということです。引用回…
日本の教育1 教育

日本の教育1

みなさま、新年あけましておめでとうございます。私は記事に書いている通り、毎年1月1日には一年の目標を立てます。ブログに関しては、最近、多忙にしておりあまり中身のある記事を書くことができていませんでしたが、今年はもう少し頑張って更新していきたいと思います。 さて、今回は新年の話題にふさわしく、日本(と…
嬉しいニュースHighly Cited Researchers 2021 分子病理疫学(MPE)

嬉しいニュースHighly Cited Researchers 2021

今年も、クラリベイト・アナリティクス社のHighly Cited Researchersに選んでいただくことができました。トムソン・ロイターから社名が変わる前も含めると2014年から8年連続になります。前にも書いた通り、引用回数が多い=素晴らしいサイエンスであるとは限りませんが、一つの参考指標として…
ハーバード大学で20周年 ボストン日本人研究者交流会(BJRF)

ハーバード大学で20周年

今日、11月1日は2001年に私がダナ・ファーバー癌研究所にハーバード大学の駆け出しの教員ポジションであるインストラクターとして採用され、仕事を始めてから20年になります。詳しくはまた、「日本からアメリカへ」シリーズで書きたいと思いますが、様々な縁と幸運と偶然が重なり、ここボストンに来ることになって…
日本からアメリカへ6 キャリア

日本からアメリカへ6

ケースウエスタンリザーヴ大学では、1997年から病理科学専門医の3、4年目の研修を行いました。基本的にはピッツバーグで行った研修の続きですが、後半になると更に臨床病理学(日本でいうところの臨床検査医学)などが加わりました。具体的には血液生化学、微生物学、免疫学、血液学、輸血学などです。 更に、私の移…