月: 2019年4月

ドイツへ出発 分子病理疫学(MPE)

ドイツへ出発

今からドイツのハレで行われる学会、Tumor Immunology Meets Oncology (TIMO) XVに出席するためボストンを旅立ちます。バイオマーカーに関するセッションのチェアを務めるほか、免疫学MPE及び微生物学MPEについての基調講演を行います。 ボストンからフランクフルトで乗り…
荻野研究室の研究室員の募集 キャリア

荻野研究室の研究室員の募集

ボストンにある私の分子病理疫学(MPE)研究室で研究室員(computational biologist, bioinformatician, anatomic pathologist あるいは他の分野)を募集しています。 私のMPE研究室の中心はハーバード大学関連のBrigham and Wome…
分子病理疫学(MPE)4(微生物学MPE・続き) 分子病理疫学(MPE)

分子病理疫学(MPE)4(微生物学MPE・続き)

細菌Fは大腸癌のあるサブタイプの組織中に多く存在することは、私のラボや他のグループの研究結果からわかっています。この細菌Fが存在する大腸癌のサブタイプは大腸近位部、特に盲腸によく発生する傾向、遺伝子変異が大変多い傾向、癌ステージが高く予後が悪い傾向があります。 細菌Fは癌に対する免疫応答を抑制して発…
学び直しややり直しが認められる社会に! キャリア

学び直しややり直しが認められる社会に!

今日は学び直しややり直しの重要性について書きたいと思います。 私は医学部卒業後2年で渡米して米国で病理学専門医資格を習得した後、ボストンに来てから大規模なコホート研究に携わることになり、データ解析のための統計学・疫学の重要性を実感しました。統計学が科学や社会全体にとって如何に重要かは過去記事で述べま…
ボストン交響楽団と音楽3 音楽

ボストン交響楽団と音楽3

ボストン交響楽団(BSO)と言って日本人が思い浮かべるのは小澤征爾でしょう。彼は2002年までBSOの音楽監督を務めていましたが、今もBSOの桂冠音楽監督としてボストンでもその名はよく知られています。 実は私がボストンに来てすぐの2001年から2002年は彼が音楽監督を務めた最後の年でした。最後の音…
ボストン交響楽団と音楽2 音楽

ボストン交響楽団と音楽2

最近は出張が続いておりしばらくコンサートに来られていなかったのですが、昨夜は久しぶりのコンサートとなりました。 今日の指揮者は音楽監督のアンドリス・ネルソンズではなく、客演のグスタボ・ドゥダメルでした。彼は若干20代でロスアンゼルス・フィルの音楽監督に就任した稀に見る天才指揮者で有名なのですが、私も…
米国癌学会(AACR)@アトランタ その他 分子病理疫学(MPE)

米国癌学会(AACR)@アトランタ その他

アトランタから帰ってきました。 今回のAACRでは、前回と前々回に書いた自分のセッションに加えて、共同研究者であるハーバードメディカルスクールのチャン教授及びハーバード公衆衛生学大学院のジョバヌッチ教授がAACRの学会賞を受賞したため、受賞記念講演に参加したり、その他各種レセプションなどに参加したり…
米国癌学会(AACR)@アトランタでの講演2 分子病理疫学(MPE)

米国癌学会(AACR)@アトランタでの講演2

2年ほど前から、私はAACRの癌免疫学ワーキンググループ(CIMM)及び分子疫学ワーキンググループ(MEG)の両方に所属するメンバーとして、両グループを繋げた共同会議の開催の構想を温めてきました。 AACR主催の特別会議の開催にはAACRにプロポーザル(提案書)を提出して採択される必要があります。 …
米国癌学会(AACR)@アトランタでの講演1 分子病理疫学(MPE)

米国癌学会(AACR)@アトランタでの講演1

昨日の米国癌学会(AACR)にて、教育的 セッション「腫瘍免疫学と分子疫学の統合」を無事終えました。大きな会場での午前中の開催だったため、どれだけの人に来ていただけるか少し不安でしたが、会場はほぼ満杯で立ち見が出るような盛況でした。席の数は約440だったので、途中若干の人数の出入りも考えると恐らく3…