ボストン交響楽団の追悼演奏

昨日は、秋から春にかけてのシーズン中は用事のある時以外、月に3回くらい聴きに行っているボストン交響楽団(BSO)の定期コンサートに行きました。私が日本からボストンに戻る直前に逝去された小澤征爾さんの追悼演奏(JS BachのAria in G)が正規のプログラムの前にありました。2001年から2002年にかけての、彼の音楽監督時代の最後の1年からサブスクリプションを始めて毎週のようにコンサートに足を運ぶことができた幸運を改めて噛み締めました。2001年は私がボストンで仕事を始めた初年です。特に彼のBSOの音楽監督として最後の演奏となった(と思う)マーラーの交響曲第9番は最後の静寂な終わりかたとともに、いまだに鮮明に覚えています。ホール外の道路からかすかにサイレンも聞こえてきましたが、それも音楽の一部のような静寂の象徴のようでした。

(その生演奏がYoutubeにあるのをある人から教えてもらいました!私も映ってるかも。1階オーケストラ席の真ん中へんで聴いてました。22年前の私を見つけてください)

彼の長年に渡る活躍と存在が、日本を遠く離れた異国の地で私にいかに勇気を与えてくれたことか言葉では表現が難しいほどです。ご冥福をお祈りいたします。

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