中国大返しの決行!!2

晴天の日を選んでいよいよ決行です。この日は午後3時までに到着すれば岡山までは晴れの見込み。装備については一から揃えるつもりだったところ、兄も自転車が趣味だったようで本格的な自転車装備一式を借りられることになりました。妻、母、その他家族メンバーからは激励を受ける中、朝8時に出発しました。

実家の明石から岡山駅までの片道約120キロを自転車で走破した後、岡山駅に自転車を置いて新幹線で妻の実家の広島へ里帰りし、しばらく滞在してからまた岡山駅から明石までを自転車で往復で走破するという計画です。妻も一緒に来ないか誘ってみましたが、「絶対に無理」と断られたので、彼女は新幹線で並走して岡山で待ち合わせることになりました。

実は明石から岡山までの自転車走破は今回が初めてではありません。大学生の頃に灘中高の同級生で親友のO君の実家の広島を訪ねる際にもやってみたことがあったのです。当時は「中国大返し」を意識していたわけではないのですが。しかもその時は普通のママチャリを使用したため、到着後の体力の消耗だけでなくお尻へのダメージが酷かったことが思い出されます。

これを教訓に、今回は専用のサドルパッド、専用のパッド付タイツ、さらにクッションとしてタイツの中に入れるタオルを用意して臨みました。体力については、当時よりトレーニングを積んでおり今が一番という自信があります。しかし万全を期すために日本に到着してからも仕事の合間を縫ってホテルのトレーニングルームでエクササイズを継続して準備万端。実は普段からも旅先で毎日の運動を欠かさないようにしており、可能であればウォーキングやレンタサイクルでその土地の風景を楽しむことにしています。

経路については、当初の予定は行きは姫路までは安全のために新幹線高架下を使った明石・姫路自転車ルートというのを主に使い、姫路から相生は国道2号線、相生から備前市までいわゆる「浜国」と呼ばれる海側の国道250号線経由、帰りは山側の国道2号線、おそらく秀吉が実際に通ったのと近い経路で大学生のときにママチャリで走った思い出の道(これだと110キロくらい)を主に辿るというもの。しかし帰りのルート予定は後に変更になります。 

さて、岡山への道のりは快適そのもの。美しい瀬戸内海の景色を眺めつつ、途中で道の駅やコンビニに立ち寄り、名物を食べたりお手洗いをお借りしたり、大変お世話になりました。道の駅の存在は今回初めて知りましたがとても楽しいところですね。完璧な装備のおかげでお尻へのダメージもなく午後3時過ぎに無事に岡山駅へと到着したのでした。(次回へ続く)

*写真は岡山駅に到着した時のものです。(妻撮影)

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