キャリア

逆境を乗り越えて幸運を掴む1 キャリア

逆境を乗り越えて幸運を掴む1

誰にでも想定外の失敗や悪い出来事が続くことがあります。今回は、逆境のとき今まで私がどのように対応してきたかを書きたいと思います。例えば、留学する予定だったはずなのに諸事情により日本に留まらざるを得なくなった、研究費が取れなかった、論文がリジェクトされたなど、研究者生活においても、その他の日常生活でも…
日本からアメリカへ6 キャリア

日本からアメリカへ6

ケースウエスタンリザーヴ大学では、1997年から病理科学専門医の3、4年目の研修を行いました。基本的にはピッツバーグで行った研修の続きですが、後半になると更に臨床病理学(日本でいうところの臨床検査医学)などが加わりました。具体的には血液生化学、微生物学、免疫学、血液学、輸血学などです。 更に、私の移…
日本からアメリカへ5 キャリア

日本からアメリカへ5

前回の記事で述べた通り、私はピッツバーグのアリゲニー総合病院で病理科学研修の1年目を終えたくらいから次第に自分の環境に物足りなさを覚えはじめ、 3年目からの研修施設の移籍を考えるようになり、研修医の中途募集をしている病院を探し始めました。 通常、アメリカでの病理科学研修はマッチングシステムによって研…
日本からアメリカへ4 キャリア

日本からアメリカへ4

前回の更新から1年以上経ってしまったので、新しくこのブログを読んでくださっている方は、過去記事の日本からアメリカへ1、2、3を読んでみてください。前回は、私が米国医師国家試験(USMLE)ステップ1及び2に合格した後、アメリカ各地の面接の旅を経てピッツバーグのアリゲニー総合病院とマッチするまでの話で…
チャンスを掴む方法4(大一番での実力の発揮:私の場合) キャリア

チャンスを掴む方法4(大一番での実力の発揮:私の場合)

まずは、勝負に臨む際の私の基本的な姿勢です。 私の場合、戦国時代などの実力がものを言う社会に興奮を覚えます。将棋が好きなのも同じ理由です。ですから、私は根っからの勝負好きと言ってもいいでしょう。また、あまり悩んだりくよくよしたりすることはなく、自分がこれをやりたいというビジョンがいつも比較的はっきり…
チャンスを掴む方法3(大一番での実力の発揮:渡辺名人) キャリア

チャンスを掴む方法3(大一番での実力の発揮:渡辺名人)

ここ一番での勝負所での実力の発揮について、再び私が尊敬する渡辺明名人を皆さんに紹介したいと思います。 普通の棋士の場合、トップ中トップ棋士同士のガチンコ対決となる、名人戦などのタイトル戦でのタイトル獲得率は通算勝率より低くなるのが当たり前です。例えば、豊島竜王の場合通算の勝率が6割8分強で、タイトル…
チャンスを掴む方法2(仕事の優先順位と準備) キャリア

チャンスを掴む方法2(仕事の優先順位と準備)

私が普段の仕事で心がけていることの一つとして、入念な仕事の準備があります。 重要な仕事には念を入れた周到な用意を欠かしたくありません。しかし、早寝早起きの生活リズムの維持のために、一日の仕事時間は限られているので、まず仕事の優先順位をはっきりさせる必要があります。 重要度は自分の仕事への影響具合で判…
チャンスを掴む方法1(生活習慣) キャリア

チャンスを掴む方法1(生活習慣)

先日の将棋の渡辺新名人の誕生の記事に書いたように、私は渡辺新名人がここぞというチャンスに限って特に勝負強いところをとても尊敬しています。実際に彼の通算勝率(6割6分強)は確かにかなりの高勝率ですが、他のトップの中のトップ棋士と比べてずば抜けて高いというわけではありません。例えば、通算勝率は豊島前名人…
失敗を恐れるな2 キャリア

失敗を恐れるな2

私はアメリカでキャリアを積むなかで、多くの失敗を重ねてきました。失敗を恐れて安全な道を進むことはチャンスを逃していることだと私は考えます。失敗だと思ったことから人生が新しい方向に開けて来ることもあります。ですから、前向きに挑戦するという気持ちをいつも忘れてはいけないと思います。何を失敗と捉えるかにも…
失敗を恐れるな1 キャリア

失敗を恐れるな1

今回は失敗を恐れないことの重要性について書きたいと思います。失敗を避けようとすることが実は失敗であったりします。 私が日本で違和感を感じることの一つは、失敗のないキャリアを積んだ人間、要はリスクを取らずにそつなくやってきた人間が組織で評価される場合が多いということです。チャレンジしても次がないと人は…