科学のための科学

オーストラリア(国の機能の分散) 旅行記

オーストラリア(国の機能の分散)

メルボルン大学にご招待頂いて、オーストラリアへ出張しました。 メルボルン大学はオーストラリアでトップの大学であり、色々なカレッジが集合している大学だそうです。イギリスと同じシステムですね。 実際オーストラリアは現在もイギリス連邦(コモンウェルス)に所属しているそうです。街の雰囲気など至るところからイ…
ニューヨーク1(若手のキャリア) キャリア

ニューヨーク1(若手のキャリア)

大分遅くなってしまいましたが、8月にニューヨークを訪問したときの話です。 以前から話しているように、私は何処かを訪問する際にはできる限り色々な方にお会いする機会を作るようにしています。現地在住の知り合いの方にこちらからご連絡して、いろいろな方を紹介していただくのです。そうすることで、昔からの知り合い…
日本からの訪問客1(旧ラボメンバーを囲む食事会) 分子病理疫学(MPE)

日本からの訪問客1(旧ラボメンバーを囲む食事会)

例年、夏は色々な人が私の研究室を訪問してくれます。今年もその例にもれず、いろいろな人に会えてとても嬉しい限りです。 今回は私の研究室の元メンバーで、現在は札幌医科大学の能正勝彦さんがボストンをご訪問くださいました。現在、彼と同時期の研究室のメンバーの馬場祥史さんが熊本大学から私の研究室に最新研究を学…
腸内微生物は世界を変える? ボストン日本人研究者交流会(BJRF)

腸内微生物は世界を変える?

6月末のことになりますが、ボストン日本人研究者交流会の副幹事長の大賀拓史さんに日本企業で腸内微生物をご研究されている松本光晴さんをご紹介いただき、当ラボの博士研究員で、微生物学MPEの研究を主導してくれている有馬浩太さんもお招きし、腸内微生物学研究について意見交換する食事会を行いました。 ご存知のと…
ワシントン出張1(NIHの大型研究費の審査) 旅行記

ワシントン出張1(NIHの大型研究費の審査)

先月末、またワシントンに出張していました。米国国立衛生研究所(NIH)の大型研究費、U54グラントの審査委員会に参加するためです。 このU54というのは、主として生物医学分野の基礎研究から応用研究(いわゆるトランスレーショナルリサーチ)を包含する拠点(センター)づくりのための研究費です。研究成果を臨…
NIH(NCI)でのOutstanding Investigator会議1 分子病理疫学(MPE)

NIH(NCI)でのOutstanding Investigator会議1

今、米国国立衛生研究所(NIH)に属する米国国立がん研究所(NCI)での会議のためにワシントンDCに来ています。NCIはワシントンDCのダウンタウンから少し北の郊外の住宅街にあります。最近はNCIでの用件も多くよくワシントンDCに出張している気がします。 さて、今回の旅の目的は、NCIのOutsta…
学び直しややり直しが認められる社会に! キャリア

学び直しややり直しが認められる社会に!

今日は学び直しややり直しの重要性について書きたいと思います。 私は医学部卒業後2年で渡米して米国で病理学専門医資格を習得した後、ボストンに来てから大規模なコホート研究に携わることになり、データ解析のための統計学・疫学の重要性を実感しました。統計学が科学や社会全体にとって如何に重要かは過去記事で述べま…