月: 2019年1月

日本からアメリカへ1 キャリア

日本からアメリカへ1

私は灘中学校・高等学校を経て東京大学理科Ⅲ類から医学部医学科に進学しました。大学入学までのことはまた別の機会に書きます。東大に進学して教養課程の間はあまり勉強せず、オーケストラ部に所属してチェロを弾いたり、卓球部に所属したりしていたのですが、元来一匹狼で群れるのが苦手なので、青春を謳歌していたわけで…
京都大学での講演 分子病理疫学(MPE)

京都大学での講演

2018年末には京都大学で「社会、健康、医療に貢献するための学際的公衆衛生学・疫学の未来」について講演する機会を頂戴しました。 この場を借りてこのような機会を与えてくださった京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻の中山教授をはじめとする皆さまに御礼申し上げます。 講演では分子病理疫学(MPE…
中国大返しの決行!!1 戦国・安土桃山時代

中国大返しの決行!!1

今日は趣味の話をしたいと思います。 私は自転車・テニス・クラシック音楽・将棋・歴史など多趣味です。 自転車は40代になって通勤手段として取り入れ、真冬も真夏も少々の雨でも雪でも毎日片道25分の道のりをせっせと自転車を漕いで通勤しています。私の常々の口癖、「人と同じことをするな」という精神のもと年々悪…
分子病理疫学(MPE)2 分子病理疫学(MPE)

分子病理疫学(MPE)2

分子病理疫学(MPE)について、具体的に私たちの研究室での研究成果の中からアスピリンと大腸癌を例にとって説明します。 1990年代より疫学研究の結果、アスピリンの常用は大腸癌のリスクを減らすということがわかっていました。アスピリンはPTGS2 (prostaglandin endoperoxide …
分子病理疫学(Molecular Pathological Epidemiology、略してMPE)1 分子病理疫学(MPE)

分子病理疫学(Molecular Pathological Epidemiology、略してMPE)1

私が提唱した新しい学問分野である分子病理疫学(MPE)について紹介します。MPEはこのブログのURLドメイン名にも使っています。 分子病理疫学は、いずれも私の専門分野である病理学(Pathology)と疫学(Epidemiology)を融合して誕生しました。私はこの統合分野の推進を提唱し、現在この手…
自己紹介 自己紹介

自己紹介

初めまして。ハーバード大学教授の荻野周史です。 私は1993年に東京大学医学部を卒業し、沖縄の米軍基地にある病院で研修をした後に米国医師免許を取得し、渡米して米国で病理学研修と研究を始めて23.5年になります。 本日より日々の研究生活や問題意識を綴ったブログを始めたいと思います。どうぞよろしくお願い…