分子病理疫学(MPE)

若年性癌についての総説 健康

若年性癌についての総説

一昨年、私の研究室から若年性腸癌についての総説をネイチャー・レビュー(臨床癌科学)誌に発表しましたが(こちらの記事)、今月同じネイチャー・レビュー(臨床癌科学)誌に、今度は若年性癌全般の増加傾向についての総説を発表することができました。この総説については、所属するブリガムアンドウィメンズ病院からプレ…
MPE 12周年 分子病理疫学(MPE)

MPE 12周年

本日、3月5日は分子病理疫学(MPE)を提唱した初めてのコンセプト論文がJournal of the National Cancer Instiute (略してJNCI) に掲載されてちょうど12周年になります。 去年(2021年)は、一年延期していた第5回国際分子病理疫学学会をオンライン…
嬉しいニュースHighly Cited Researchers 2021 分子病理疫学(MPE)

嬉しいニュースHighly Cited Researchers 2021

今年も、クラリベイト・アナリティクス社のHighly Cited Researchersに選んでいただくことができました。トムソン・ロイターから社名が変わる前も含めると2014年から8年連続になります。前にも書いた通り、引用回数が多い=素晴らしいサイエンスであるとは限りませんが、一つの参考指標として…
統計学は科学・経済・社会を統べる!5 分子病理疫学(MPE)

統計学は科学・経済・社会を統べる!5

前回は、メタ解析論文の多くが科学的信頼性の低い論文を区別することなく解析を行っているケースが多いことについて述べました。その結果、多数の論文の解析によってより信頼性が高くなるはずのメタ解析の多くが、科学的信頼性がほとんどないものになってしまっている現状があります。 さて、これはメタ解析に限らない話で…
統計学は科学・経済・社会を統べる!4 分子病理疫学(MPE)

統計学は科学・経済・社会を統べる!4

前回の記事から少し時間が経ってしまいましたが、これまでに、科学的なエビデンスやその根拠となる統計学の重要性が社会で軽視されがちであること(こちらの記事)、一方で科学的根拠の基準として用いられているP値が本来の意味を逸脱した形で濫用されており、その結果多くの科学論文において再現性がなくなったり低くなっ…
第5回国際分子病理疫学会が盛会にて閉幕 ボストン日本人研究者交流会(BJRF)

第5回国際分子病理疫学会が盛会にて閉幕

第5回国際分子病理疫学会が盛況でした。2日目も、特別招待講演者の米国国立癌研究所(NIH)の癌疫学遺伝学部門長のStephen Chanock博士を始めとする豪華な講演者が集まりとても素晴らしい会となりました。 パンデミックにより、去年予定していた開催を1年延期にしたので、3年ぶりの大仕事でした。無…
第5回国際分子病理疫学会1日目終了! 分子病理疫学(MPE)

第5回国際分子病理疫学会1日目終了!

本日ミーティング1日目は滞りなく終了しました! 特別招待講演者のハーバードとMITのブロード研究所所長のTodd Golub博士をはじめとした豪華な講演者に素晴らしいプレゼンテーションを披露していただき感謝しています。 初めてのオンライン開催ということで、進行が滞りなくできるか不安な点もありましたが…